1970-1991年 - 国内外の現代作曲家とのコラボレーション
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古典雅楽に埋没している楽器音の隠れた情報量を再開発する為に、正倉院復元楽器の構造から帰納される必然性音楽を創造する為に、国内外の優れた作曲家と積極的に新曲を発表した。「昭和天平楽」(黛敏郎)、「秋庭歌一具」(1973-79年)(武満徹)、「闇を溶かして訪れる影」(一柳慧)、「飛天楽」(石井眞木)等。海外作曲家では「歴年」(カールハインツ・シュトックハウゼン)、「観想の炎の方へ」(ジャンクロード・エロア)、「龍安寺」(ジョン・ケージ)等。「歴年」はドイツの前衛作曲家、カールハインツ・シュトックハウゼンに委嘱し、1977年10月31日と11月1日に国立劇場第22回雅楽公演として、初演された。初演では日本楽壇から拒絶されたが、同曲の洋楽器版がヨーロッパで絶賛され、その後追加された補作も含めて現代音楽界のモニュメントな作品となった。また、「箜篌のための「時の佇まい」のハープヴァージョン」(一柳慧)は世界ハープコンクールの課題曲に選ばれ世界に普及されている。
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