1885年-1950年代:開業、延伸、全盛期
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現在のロスラグスバナンの路線網の基礎となったのは、ストックホルム・リンボ鉄道有限会社(スウェーデン語版)が1880年に立案した、ストックホルム東駅(スウェーデン語版) - リンボ駅(スウェーデン語版)までの区間である。翌1881年に軌間を891mm、かつてのスウェーデンの長さの単位における3フィートで建設する事が決定し、開通式が行われたのは1885年12月17日、本格的な営業運転開始は同年の12月21日だった。1890年にはデューホルムズ・オスビー駅(スウェーデン語版)から分岐する支線が開通、続く1895年には電化工事が完成し、スウェーデン初の近郊電気鉄道となった。 ストックホルム・リンボ鉄道有限会社の社章 ストックホルム・リンボ鉄道有限会社は複数の狭軌鉄道と合併した後1905年に社名をストックホルム・ロスラゲン鉄道(SRJ)(スウェーデン語版)へ変更し、以降も路線網の拡充が続いた。1911年にはストックスンド駅(スウェーデン語版)から分岐しロングエンゲン(スウェーデン語版)へ向かうロングエグバナン(スウェーデン語版)が開通したが、1,435mm(標準軌)で建設されたため他の路線との乗り入れが出来ず孤立区間となっていた事から、1934年に891mmへの改軌が行われている。 標準軌時代のロングエグバナンの電車 改軌以降はロスラグスバナンの電車が乗り入れるようになった 1921年には同じくストックホルム北部に路線網を築いていた軌間891mmのダンモネラ・ハーグス鉄道(スウェーデン語版)を傘下に収め、列車の共同運行を行っていた。1959年に両社が国有化されスウェーデン国鉄(SJ)の路線となった時点で、ロスラグスバナンの総延長は326kmにも達していた。
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