12Vシステムの登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 08:29 UTC 版)
「レゴ・トレインシリーズ」の記事における「12Vシステムの登場」の解説
1969年には従来の4.5Vシステムに加えて新たに12Vシステムが追加された。12Vシステムのレールには給電用のレールが用意され、その給電用のレールから集電シューを介してモーターに電力を供給するシステムを採った。直線と曲線レールは従来の4.5Vシステムのレールに給電用のレールを追加することで使用することが可能になっているが、ポイントは新規の部品として供給されたが、その代わりに自動切り替えを装備することとなった。給電用のレールにはパワーパックを介して12Vが供給される仕組みである。パワーパックにはポイント切り替え用の端子も装備されていた。 1978年には現行のミニフィグが登場したが、客車などはまだミニフィグが乗ることを考慮されていない仕様だったため、窓などのパーツはシールだったり、内装の再現まではされていなかった。1978年当時のレゴのキットではまだミニフィグを乗せられるスケールを意識した製品が少なかった。 1980年にはマイナーチェンジが行われ、12Vシステムに変わりは無いものの、幾つかの変更が加えられた。まず一番大きな変化がレールの色が1966年から一貫して使用されてきた青色から灰色に変更されたこと、レールはクリップ固定式に変更され、クリップ固定式用の枕木パーツが追加されたが、レールの曲率、長さ、ポイントの規格には互換性があり、従来のプレートにも固定可能な仕様とした。また1979年以前は2×4のブロック型のホルダーに金属製の車軸と車輪を取り付けていた、もしくは車輪台枠と連結器が一体となっているものであったが、車輪と車軸が一体となったパーツに変更された。またミニフィグの登場時には意識されていなかった、ミニフィグスケール化も行われ、透明な窓パーツやミニフィグスケールのドアパーツに刷新された。また同時期には2灯式信号機や自動踏切も導入された。
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