113形機関車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 08:35 UTC 版)
「西ドイツ国鉄E10形電気機関車」の記事における「113形機関車」の解説
1988年時点では、Sバーン列車むけの111形機関車はまだ113形機関車として運用されていたが、1991年になり、残っていた112形は113形へ改番された。それは翌年に改番される元東ドイツ国鉄212形を112形とするための措置であった。 113形265号機 - 270号機および308号機 - 312号機(いずれも元110-1265から110-1270および、110-1308から1312号機の改番車)は、重量列車の長期にわたるけん引と、高速走行を続けたため繰り返し故障した。例えば走行中に大歯車が損傷し、駆動装置と主回路配線が深刻な損傷を受けるなどした。そのため修理の上、非常措置として走行速度を120 km/hに制限し、ミュンヘン周辺の急行列車(Eilzug)に使用した。 1990年代の中期になり、この11両について、その高速用ヘンシェル台車を新規製作の部品を使って補修し、113形の最高運転速度は元の160 km/hまでとされた。しかしこの11両はあくまで派生タイプであり、本来は優先的に廃車されるべきであった。 2008年から2009年まで113形267号機、268号機、309号機が大規模に改造され、2013年にはこの3両はドイツ鉄道の遠距離列車で使用された。しかし2014年6月に268号機と309号機の運行は中止され。この2両は国際列車レンタル有限会社(TRI Train Rental GmbH)の所属となった。形式も昔にならって、309号機は2016年2月にE10形1309号機に、268号機は2018年E10形1268号機にそれぞれ改番された。
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