112形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/20 18:17 UTC 版)
1922年(大正11年)に廃車となった1形1・2の台車・電装流用で日本車輌製造製の112・113、1931年に101形有蓋電動貨車107・108の台車・電装品流用で藤永田造船所製の114・115の4両が製造された。 車体は運転台やアオリ戸は木製であったが、台枠は鋼製台枠を採用したことにより、積載重量は6.25 t に増加している。ただし、101(111)に設けられていた荷台妻板は取り付けられていなかった。 台車は種車のJ.G.ブリル社製Brill 27G1を装着し、主電動機はのWH-38-Bを4基搭載、制御器はWH社製直接制御器のWH-405Dを装備したほか、SM-3直通ブレーキを取り付けた。集電装置は112・113はトロリーポール2基搭載で竣工したが、114・115は新設軌道線の単架線化が完了していたことからポール1基搭載で竣工した。本形式も連結器は装備していなかったが救助網は装備していた。
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