1125/60 高精細度テレビジョン (HDTV) 方式
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アスペクト比 : 16:9 総走査線 : 1,125本/有効1,035本1ライン当たりの有効画素数 : 1,920(総画素数 : 2,200)に対して正方画素ではない。故にコンピュータ・グラフィック(CG)との相性に問題があり、ハリウッドのポストプロダクション・スタジオの影響が大きい米国放送業界に1035システム(MUSE方式)が受け入れられなかった原因の一つとされている。後のデジタル・ハイビジョンは、総走査線1,125本/有効1,080本の正方画素を採用している。 走査線数の決定にあたってはPAL・SECAM・NTSCとの変換を考慮、かつCGとの親和性を考慮して、有効走査線数が1,024本を上回る様にしたという。 インターレース比 : 2:1 フィールド周波数 : 60.00HzSystem-M/NTSC互換の59.94Hz (60*1000/1001) ではなく60.00Hzである。これはフィールド周波数50.00HzであるPAL圏との方式変換が容易な様に考慮されたものであるが、NTSCとのサイマル放送に難があり、逆にNTSC圏へのMUSE方式(1035システム)の普及を妨げる要因となった。後のデジタル・ハイビジョンでは59.94Hzを採用している。
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