10 円とは? わかりやすく解説

十円硬貨

(10 円 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 16:58 UTC 版)

十円硬貨(じゅうえんこうか)とは、日本国政府が発行する、額面10硬貨である。十円玉(じゅうえんだま)、十円貨[1]十円貨幣とも呼ばれる。


注釈

  1. ^ 通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律第七条に規定されている。21枚以上の使用については受け取り側は拒否することができ、その場合には支払い側が受け取るように強いることは出来ないが、双方の合意の上で使用するには差し支えない。
  2. ^ 十円硬貨しか使用できない公衆電話機と、百円硬貨と十円硬貨の両方が使用できる公衆電話機がある。なお、後者は百円硬貨は釣銭が出ない仕様であり、また百円硬貨と十円硬貨を両方投入しておくと百円硬貨から収納されていくため、通話を始める際は十円硬貨のみを使用してまず相手が正しいことを確認することが推奨されている。
  3. ^ a b 製造は1875年(明治8年)開始であるが明治9年銘として製造された。
  4. ^ a b c 金地金としての価値や古銭的価値が額面金額を大きく上回っており、実質的にはそれ以前から市中では流通していなかった。形式的に通用停止後半年間は現行通貨との引換が行われたものの、引換実績は0枚であった[11]
  5. ^ 不発行貨で通貨的価値は無いため、あくまで希少的価値。ただし、この所有者の物に限っての鑑定額である。
  6. ^ 当然ながら状態などによって評価額は変動する。2012年度の貨幣カタログによると16万円とされているし、他の年度や状態によっては30万円以上の価格が付けられることもある。
  7. ^ 昭和25年3月2日政令第26号
  8. ^ 昭和26年12月7日政令第372号
  9. ^ 昭和34年1月5日政令第1号
  10. ^ 1872年(明治5年)6月25日から1899年(明治32年)12月31日までは明治通宝、1873年(明治6年)8月20日から1899年(明治32年)12月9日までは国立銀行紙幣、1883年(明治16年)9月9日から1899年(明治32年)12月31日までは改造紙幣、1885年(明治18年)5月9日から1955年(昭和30年)4月1日までは日本銀行券(日本銀行兌換券、日本銀行兌換銀券)として発行。

出典

  1. ^ 日本銀行サイト「日本のお金」、日本銀行
  2. ^ a b 日本銀行金融研究所『日本貨幣年表』日本銀行金融研究所、1994年、97頁。ISBN 9784930909381 
  3. ^ a b 日本銀行金融研究所『日本貨幣年表』日本銀行金融研究所、1994年、101頁。ISBN 9784930909381 
  4. ^ a b 青山礼志 『新訂 貨幣手帳・日本コインの歴史と収集ガイド』 ボナンザ、1982年
  5. ^ 日本銀行. “その他有効な銀行券・貨幣”. 2018年11月15日閲覧。
  6. ^ https://www.jcb.co.jp/ordercard/special/cashless.html#:~:text=%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%AF%E7%8F%BE%E9%87%91%E3%82%92,%E7%82%B9%E3%81%A7%E3%80%81%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
  7. ^ https://www.mint.go.jp/coin/data
  8. ^ https://www.mint.go.jp/media/2024/02/nenmeibetsu_r5.pdf
  9. ^ 久光(1976), p187-191.
  10. ^ a b 通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」昭和62年6月1日号外法律第四二号
  11. ^ 造幣局125年史編集委員会編 『造幣局125年史』 造幣局、1997年
  12. ^ 久光(1976), p201-203.
  13. ^ a b 1950年(昭和25年)3月2日政令第26号「十円の臨時補助貨幣の形式等に関する政令」
  14. ^ 『造幣局百年史(資料編)』 大蔵省造幣局、1974年
  15. ^ 1951年(昭和26年)12月7日政令第372号「十円の臨時補助貨幣の形式等に関する政令の一部を改正する政令」
  16. ^ a b 日本貨幣カタログ1989年版
  17. ^ 日本貨幣カタログ
  18. ^ 日本専門図書出版『カラー版 日本通貨図鑑』
  19. ^ a b c 郡司勇夫『日本貨幣図鑑』東洋経済新報社、1981年10月、312-316頁。 
  20. ^ 日本銀行金融研究所『日本貨幣年表』日本銀行金融研究所、1994年、96頁。ISBN 9784930909381 



10円(兄)

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