1階旧新聞雑誌閲覧室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 01:08 UTC 版)
「東京大学総合図書館」の記事における「1階旧新聞雑誌閲覧室」の解説
1階北西端、記念室と正対する位置にある。記念室同様、2階分の高さがある室として造られている。1928年12月1日の図書館完成時にあたっての竣工式は、この室で行われた。内部壁面にはチーク材で格子状の装飾が配されている。開館時には製本に出されていない新刊の新聞、雑誌が設置され、一部は自由閲覧、残りは出納式での閲覧ができるようになっていた。岸本館長下の改装によって、2階に当たる高さ(廊下よりはやや低い)に新たな室が設けられ、学生閲覧室として使用が開始された。1階部分は参考室となり、参考図書類が置かれるようになった。参考室1階からは新設された2階学生閲覧室に上がることのできる階段が設けられていた。裏田館長計画の改修では、2階部分は案内上(1階と一体の)参考室と呼ばれることになったが、閲覧席はそのまま存置されていた。2010年代の改修工事では、当室の1階部分は事務室に転用されることとなったため、利用者が立ち入ることはできなくなった。それに伴って1階と2階との間の階段も撤去された。2階部分は工事中の一時期間中開架書架が配置されたが、のちに撤去(移動)されて最終的にはセミナールームとなっている。
※この「1階旧新聞雑誌閲覧室」の解説は、「東京大学総合図書館」の解説の一部です。
「1階旧新聞雑誌閲覧室」を含む「東京大学総合図書館」の記事については、「東京大学総合図書館」の概要を参照ください。
- 1階旧新聞雑誌閲覧室のページへのリンク