エピテーゼとは? わかりやすく解説

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エピテーゼ【(ドイツ)Epithese】

読み方:えぴてーぜ

けが、事故病気などによって欠損し身体表面一部を補う医療用人工物。目、鼻、耳など、顔面欠損補綴用いるもののほか、義手義足も含む。→プロテーゼ


エピテーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/02 08:46 UTC 版)

短指症や指欠損女性に向けた、サロンで創るオーダーメイドエピテーゼ
エピテーゼの一例

エピテーゼ: Epithese)とは、医療用具として体表に取り付ける人工物のこと。人体の部位欠損により心理的コンプレックスを抱いている者の精神的負担を緩和する目的などで使用される。

日本では顔面エピテーゼを狭義としてエピテーゼと呼ぶこともあるが、実際の意味は前述の定義のように指の欠損を補うもの、乳癌治療により切除された乳房の代替、義手義足なども含めてエピテーゼと呼ばれる。これに対し、歯など体内に埋入する人工物はプロテーゼと呼ばれる。

第一次世界大戦では手足を失う傷痍軍人が急増したことから、エピテーゼの重要性が高まった[1]

以前は放射線治療の際、不要な被曝を回避するために防護用として装着するエピテーゼも存在したが、近年では照射野を絞った照射が可能になったことから、その使用法は減少傾向にある。日本においてはあまり用いられないが、欧米では一般的である。

脚注

  1. ^ 第一次世界大戦との関係”. エピテみやび (2019年1月5日). 2019年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月30日閲覧。

関連項目

外部リンク


エピテーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:54 UTC 版)

悪性腫瘍」の記事における「エピテーゼ」の解説

体の表面につける人工物をエピテーゼという。手術によって体の外見関わる変化生じてしまった場合機能的な自由さのみならず精神的なダメージ被ってしまう場合もあるが、エピテーゼを用いることで改善図れ場合がある。日本では2006年9月時点でエピテーゼは医療行為として認められておらず、保険適用外となる。

※この「エピテーゼ」の解説は、「悪性腫瘍」の解説の一部です。
「エピテーゼ」を含む「悪性腫瘍」の記事については、「悪性腫瘍」の概要を参照ください。

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