芝浦小雪【シバウラコユキ】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9181号 |
登録年月日 | 2001年 7月 27日 | |
農林水産植物の種類 | さくら | |
登録品種の名称及びその読み | 芝浦小雪 よみ:シバウラコユキ |
|
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 学校法人芝浦工業大学 | |
品種登録者の住所 | 東京都港区芝浦3丁目9番14号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 篠崎聡、佐野弘幸、比留間直也、赤池史好、野田宗弘、今田隆弘、山島佐知子、金まどか | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、在来の野生種マメザクラの中から選抜、育成されたものであり、花は一重咲で紫ピンク色の中輪花である。樹形は盃状、樹高は低木性である。樹幹の色は紫褐色、皮目は中、枝の太さは細、色は灰白色、分枝性は強である。葉全体の形は卵状楕円形、先端の形は尾形鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁(鋸歯)の状態は深、鋸歯の形は二重鋸歯、先端は鋭形、葉の長さは短、幅は狭、厚さは薄、蜜腺の有無は有、位置は葉身基部である。花序の形は散形状、花数は少である。蕾の色は濃紫ピンク(JHS カラーチャート9213)、花の向きは下向き、形は一重咲、開き方は平開形、大きさは中輪、花の色は紫ピンク(同9503)、花弁全体の形は楕円形、花弁の切れ込みは少、基部の形は鈍形、花弁の脈の色は目立たない、数は約5枚である。雌ずいと雄ずいとの長さの比は同、雄ずいの数は中、がく筒の形は盤状形以外、盤状形以外のがく筒の形は筒形、がく筒の毛は少、がく裂片の形は広卵状三角形、花柄の長さは極短である。花の香りは殆ど無、通常開花期は中で、育成地(静岡県富士宮市)では4月中旬である。マメザクラ(2)と比較して、蕾の色が濃紫ピンクであること、花の色が紫ピンクであること等で、ゴテンバザクラと比較して、花の向きが下向きであること、花の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に出願者の委託先会社のほ場(静岡県富士宮市)において、在 来の野生種マメザクラの中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9 年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「芝浦桜小雪」であった。 |
- 芝浦小雪のページへのリンク