麻繊維の用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 09:39 UTC 版)
精麻:木綿(ゆう)。神道の祓い具の大麻(おおぬさ)、神道の宝物箱を封じる麻紐、注連縄、弓道の弓の弦、古典芸能の楽器、横綱の化粧まわし、畳の経糸。麻紙。伊勢神宮の特に重要な祭典では、たすき掛けにしたり麻を頭に巻く、木綿襷(ゆうだすき)や木綿鬘(ゆうかずら)。御饌をくくる紐。釣り糸。切麻(きりぬさ)は、神道において、紙と麻繊維を細かく切ったものでこれを撒く。麻袋。籠。麻糸:着物、漁網、蚊帳、げたの鼻緒、縄。 神道で用いる衣:天皇即位の大嘗祭の麁服(あらたえ)、伊勢神宮の神衣祭(かんみそのまつり)の荒妙(あらたえ)。 上布 - 麻と苧麻共を原料にした麻織物の上級品は上布とされ、近江上布(麻、苧麻)、奈良晒(麻、苧麻)、越後上布(苧麻)、宮古上布(苧麻)、などがある。とはいえ、古来から麻繊維は上級品としてだけでなく、一般の着物の原料としても用いられた。 麻織物、着物 大麻(おおぬさ) 麻紙、法隆寺献物帳 麻縄 麻袋 ヘンプクリート、麻幹の建築用ブロック
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