麁服(あらたえ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:08 UTC 版)
麻製。古来阿波国より供進されており、一時中絶していたが、大正度に復興した。昭和年間に麻の栽培が全国的に廃れており、平成度には徳島県内では全く生産されていなかったが、古来の記録や畑は現存していたため、群馬県の現役の麻農家を招いて謹製した。
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麁服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 10:00 UTC 版)
『延喜式』では阿波忌部(あわいんべ)が天皇即位の大嘗祭に際して、神服(かむみそ)としての麻で織った麁服(あらたえ)を調進することと定められている。その忌部の末裔が三木家とされており、1990年の大嘗祭では、徳島で栽培された麻は、吉野川の忌部神社で織られ、本記事の徳島市の忌部神社の宮司が斎主となり神事が行われた。 麻畑に鳥居や竹矢来(たけやらい)が造営され、三木家当主が種をまく播種式(はしゅしき)、抜麻式(ばつましき)、初紡式では収穫した麻を糸にし、麁服織初式が行われ、選出された未婚の織女(おりめ)によって織られ、そうしてできた麁服は、唐櫃(からひつ)に入れて皇居へ送られた。
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