香港公開版のみにあったシーンについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:27 UTC 版)
「燃えよドラゴン」の記事における「香港公開版のみにあったシーンについて」の解説
序盤で、リーが少林寺の方丈に、タオイズムをベースにした截拳道(Jeet Kune Do / JKD〈ジークンドー〉)に関する概念を説明する約3分程度の場面があり、さらにクライマックスの鏡の間の戦いでは、ハンの攻撃に窮地に陥ったリーが、序盤の方丈との会話シーンを想起して目覚め、窮地を打開してハンを倒すきっかけとなる1分弱の場面があった。この場面は香港公開版のみに使用されたが、ワーナーの意向で国際公開版からはカットされていた。1998年に、ワーナー版にこの場面が編入され、「ディレクターズ・カット版」としてソフト発売された。珍しい両面1層ディスク(同じくワーナーの『エクソシスト』も同じ両面タイプである)で、A面に本編、B面に映像特典が収録されている。このシーンは会話の内容を改変して『死亡の塔』にも流用されている。ただし、別テイクである(『死亡の塔』は一見、流用に見える別テイクが多い)。 香港公開版はワーナー版とオープニングが異なる。グリーンのタイトルバックに、リーのアクションが切り絵風アニメーションでリズミカルに動くものであった。さらに香港でのリバイバル上映時には別バージョンのオープニング・タイトルバックが作られており、こちらは撮影時のメイキング映像などが挿入されている。タイトルの字体などには工夫がなく、地味な印象であるが、この映像は香港のVCD盤などで製品化されている。
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