養魚の仕組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 15:40 UTC 版)
「養魚」はまず、上記四種「四大家魚」の種苗(稚魚)を、成育可能な環境(池沼河川等の生態系)へ放流する。放流後は各魚が直接的に摂取する飼料は与えないが、刈り取った植物や屎尿を用いる(池沼に屎尿を撒いてプランクトンを発生させてからの種苗放流や稲作との兼業等、環境・地域によって異なる)。この環境は、各魚の食性と食物連鎖の結果、次のように展開する。 植物を好むソウギョが、水草や水辺植物を摂取する。 ソウギョの排泄物を淡水生巻貝類のタニシ等が食べる。 アオウオがタニシ等の底棲生物を食べる。 これらの食べ残しに加え、肥料とした屎尿を餌とした植物プランクトンが繁殖する。 その植物プランクトンを餌として、動物プランクトンが繁殖する。 ハクレンが植物プランクトンを、コクレンが動物プランクトンを食す。
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