飼育の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 15:15 UTC 版)
「岡山県自然保護センター」の記事における「飼育の歴史」の解説
1991年11月1日の自然保護センター開所に合わせて、手狭になった後楽園より9羽のタンチョウをセンターに移動させ、飼育が始まる。増殖に取り組み、10年間に人工ふ化で20羽、自然ふ化で25羽繁殖させた。1992年5月、人工受精で「ケンタ」が誕生する。1993年4月20日、ケンタ、チヅルの2羽が帰巣目的の飛翔訓練の最中に、センターを飛び出し付近に“外泊”する。これをきっかけに、主任研究員の井口萬喜男(いのくちまきお)は他の飼育施設から意見を聴き、そして、野生復帰を視野に入れ、タンチョウを野外に放鳥しての調査(野外行動調査)を1994年から行い、1998年以後には1年間の放鳥調査も行う。飼育技術に目覚ましい成果を上げ、岡山県は「センターの研究成果は研究者の間で高く評価」されていると紹介。2002年に岡山県が「タンチョウ将来構想」を発表し、野生復帰させる生息地(の候補)を策定したが、それに伴い、その候補地での野外飼育を目指した行動調査を行う。
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