日本における飼育の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 08:18 UTC 版)
「コザクラインコ」の記事における「日本における飼育の歴史」の解説
大正時代に日本で起きた小鳥ブームの際、文鳥やカナリヤ、ジュウシマツ、キンカチョウなどの江戸時代から飼い鳥として日本に輸入されていた海外産の小鳥が大衆に広まった。しかしコザクラインコやボタンインコはアフリカの鳥としてこの時期に日本に紹介されていたが、マニア以外飼うことはなかった程高級だった。民衆に広まったのは昭和30年代になってからと考えられている。実際に手乗りとして売られ始めたのが昭和30年代後半で、はじめはヒナとして販売されていたのは文鳥とセキセイインコだけであった。昭和40年代になると全国的にコザクラインコのヒナが売られ始めた。しかしこの時はノーマル種だけであり、色のバリエーションがあるボタンインコに押され人気もいまいちであった。コザクラインコが再び広まり始めたのは、オカメインコと共に多くの色のバリエーションがアメリカから紹介され出始めた平成に入ってからである。現在ブームは下火になり小鳥を飼う人は減少している。ただしインコ類はさまざまな種類が飼われ始め、逆に戦前よく飼われていたクチバシが尖った種類の小鳥はペットとしては激減している。
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