食品・飲料への利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/25 07:57 UTC 版)
「超音波霧化分離」の記事における「食品・飲料への利用」の解説
酢や果汁など食品や酒類の濃縮およびエキス・香気成分の抽出が可能である シイタケエキスの抽出:加熱して水分を蒸発させる方法に比べ、熱に弱いシイタケのうまみが損なわれにくい。 酒類の濃縮:超音波霧化による分離を利用したアルコール度数25度の日本酒が本家松浦酒造場より商品化された。 食品系廃棄物から香気など有用成分の回収:香酸柑橘類の果皮からの香気成分の濃縮・回収として、徳島県立工業技術センターでは、超音波霧化分離装置を使用して、スダチ果皮中の香気成分を非加熱で濃縮し、回収油100%のスダチ精油を得ることに成功しており、得られたスダチ精油の香気成分組成は、新鮮なスダチ果汁に類似しており、高い官能評価を得ている。(徳島県の特産物スダチは、ジュースやお酒などへの加工後に廃棄される搾りかす(皮など)の有効利用が課題である。)
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