食品などへの応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 10:21 UTC 版)
コウジカビを使う日本以外のアジア全域において、昔から紹興酒などの酒の醸造で麹に用いられたり、インドネシアでは茹でた大豆に生やしてテンペ(Tempeh)という伝統食品にする例がある。 近年では穀物とともに発酵させ麹としたものが機能性動物飼料や健康食品に利用されている例が日本や台湾で見受けられる他、リゾープス菌を麹とした清酒製造が試みられた例もある。 また米ぬかとともに発酵させることで未発酵状態の米ぬかよりもより多くの抗菌物質が抽出された研究や、小麦とともに発酵させたことで小麦に含まれる抗酸化物質の抽出量が増大した研究が論文発表されており、医薬品や機能性材料への応用も期待されている。
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