飛行場所の確保と市民権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 21:29 UTC 版)
「ムサシノ模型飛行機研究所」の記事における「飛行場所の確保と市民権」の解説
RC機を飛行するためには、ある程度の広さの空域が必要である。 機体の飛行速度にもよるが、数百m四方の空間が確保できることが安全上必要となる。 また、RC機の電波は上空では半径1km程まで到達するため、同一周波数の電波を発射し、操縦を行うためには電波の発射地点は2km以上離れていることが望ましい。 1980年代にはRC愛好者の急増に伴い、都市郊外の河川敷等には過密状態でRCクラブの飛行場が存在し、またそれぞれのクラブでも会員数増大により、飛行場に行っても順番待ちでなかなか飛ばせないという状況が発生した。 RCクラブの飛行場は飛行する範囲の全域が私有地であることは少なく、国有地であるが一部を占用許可を得て使用している場合、また許可無く利用している場合もある。 河川敷など行楽客が訪れたり、近くに民家があったりするような場所で、相当な大きさの排気音を発し、時速100キロメートル以上の高速で飛行することのできるRC機は、周辺住民から危険で騒音を発する公害として見られやすく、市民権を得ることは難しかった。このため飛行場の閉鎖が各地で次々に起きた。
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