類義語との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 00:58 UTC 版)
民俗音楽/フォークミュージック(Folk music)その民族の伝統的な音楽のうち、上層階級の芸術音楽を除いた、基層社会が口頭で伝承している音楽。「民謡Folk song」に意味が近いが、楽器による音楽や民俗舞踊まで確実に含めるためにこの言葉を使う。「民族音楽」と言った場合、多くは芸術音楽を含むので、意味は一致しない。またその民族の社会が階級を持たない場合や、階級があってもそれぞれの音楽のジャンルが分かれていない場合はこの語自体を使わない。 伝統音楽/トラディショナルミュージック/トラッド(Traditional music) 伝統的な音楽を指す語だが、学術用語ではないため明快な定義はない。日本語の伝統音楽は芸術音楽を含むが、英語版ウィキペディアではFolk musicにリダイレクトされており、民俗音楽に意味が近いようである。 世界音楽/ワールドミュージック(World music) 世界中の音楽を総称する意味と、非西欧諸国のポピュラー音楽という意味と二通りの意味が存在する。前者は「民族音楽」という語に含まれる西洋中心主義を避けるために民族音楽学の研究対象を「世界音楽」と呼んだのが始まりであり、後者は民族音楽学が非伝統的という理由で対象外とした新しい融合音楽を示すために使われ始めた用法であり、どちらにしても民族音楽という語と差別化して使われた経緯があり、意味は一致しない。 ルーツミュージック(Roots music) 詳細は「ワールド・ミュージック」を参照
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