預金金融機関のローン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 16:24 UTC 版)
「オートローン」の記事における「預金金融機関のローン」の解説
銀行など預金金融機関が提供するオートローンは、利用者が金融機関の窓口・渉外担当者・インターネットバンキング・テレホンバンキングなどを通じて申込み、審査のうえ契約が成立すると、(住宅ローンと同じく一般的に)融資金を一旦契約者の預金口座へ振替え、その口座から購入資金(融資金+頭金)を販売会社へ振り込んで自動車の売買契約が成立し、後は分割で毎月口座振替で返済していく事となる。マイカーローンは取扱い金融機関によって、自動車購入資金の他に、自動車運転免許取得費用や車検・修理代の融資も受けられる場合もある。 (信販の場合は別途「目的別ローン」、自動車メーカー系ファイナンスは「メンテナンスクレジット」等の名称で別途設定している。) オートクレジットと異なり、販売会社は申込に際して一切関与しないため(販売会社が斡旋する場合は例外)、申込や契約に際して金融機関の窓口へ足を運ぶか、郵送や渉外員を通じて書類のやりとりを行う必要があり、また、申込時におおよその所用資金を確定するために見積書の提出なども必要であること、さらに、リスク管理を徹底するために、一定の勤続期間や収入がある安定した者を前提とする場合が多く、審査のハードルはノンバンクと比べれば高いという面がデメリットである。その一方で、市場金利や長期プライムレートに準じた変動金利で融資するため、ノンバンクと比べて利息はたいへん低利というメリットが亭受できる。 銀行や信用金庫での利用には系列のクレジットカード会社・信販会社・信用保証会社・消費者金融、JAバンクや労働金庫では系列の信用保証協会の機関保証が必須であり、先ず保証機関での審査が行われ、可決(保証引受)された場合は金融機関での審査が行われる。状況によって追加で連帯保証人が必要となる場合もある。万一、利用者が延滞した場合は契約に基づき、信用保証側が融資実行金融機関へ代位弁済することとなる。
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