音ズレ問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/05/09 16:35 UTC 版)
音ズレの原因は大きく分けて以下がある。 フレームレート 復号タイムスタンプ(DTS)/表示タイムスタンプ(PTS) A/V Sync ディレイ FFmpegにおいては、フレームレートは内部的に分数を用いて処理をしているためフレームレートによる音ズレが起こることは少ない。ただし小数でフレームレートを保存するコンテナも存在するため、限界もある。FFmpegのライブラリを使用する場合に、分数を小数に直してから処理すると音ズレを起こす場合がある。 コンテナの実装においてDTSをPTSに又はDTSにPTSを代入した場合や、FFmpegのライブラリを利用したアプリケーションにおいてPTSとDTSを正しく扱わなかった場合などに音ズレを伴う問題が起きる場合がある。また、負のPTSや負のDTSを使用している場合において問題が起きる場合がある。 ディレイの問題は、遅延フレーム、エンコードに必要な無音区間の挿入、デコードに必要的に出力される無音サンプルなどによって起こる。一部のコンテナやその実装においては、ディレイはタグなどのメタデータによって打ち消す。コンテナがディレイを打ち消す方法を提供しない場合は、映像/音声データの方を調節するしかない。一部独自拡張のタグにディレイ情報を埋め込むエンコーダ(LAMEのLAMEタグやiTunesのiTunSMPBなど)も存在し、様々なソフトウェア・ハードウェアが相性問題を抱えている。FFmpegはこれらの幾つかにまだ対応していない。 また、変換前の動画を出力したソフトウェア・ハードウェアや変換後の動画を処理するソフトウェア・ハードウェアのバグや仕様によって問題が起こることも多い。変換前の動画にバグがある場合、-bugオプションを使って回避できる場合がある。
※この「音ズレ問題」の解説は、「ffmpeg」の解説の一部です。
「音ズレ問題」を含む「ffmpeg」の記事については、「ffmpeg」の概要を参照ください。
音ズレ問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 02:05 UTC 版)
音ズレの原因は大きく分けて以下がある。 フレームレート 復号タイムスタンプ (DTS)/表示タイムスタンプ (PTS) A/V Sync ディレイ FFmpegにおいては、フレームレートは内部的に分数を用いて処理をしているためフレームレートによる音ズレが起こることは少ない。ただし小数でフレームレートを保存するコンテナも存在するため、限界もある。FFmpegのライブラリを使用する場合に、分数を小数に直してから処理すると音ズレを起こす場合がある。 コンテナの実装においてDTSをPTSに又はDTSにPTSを代入した場合や、FFmpegのライブラリを利用したアプリケーションにおいてPTSとDTSを正しく扱わなかった場合などに音ズレを伴う問題が起きる場合がある。また、負のPTSや負のDTSを使用している場合において問題が起きる場合がある。 ディレイの問題は、遅延フレーム、エンコードに必要な無音区間の挿入、デコードに必要的に出力される無音サンプルなどによって起こる。一部のコンテナやその実装においては、ディレイはタグなどのメタデータによって打ち消す。コンテナがディレイを打ち消す方法を提供しない場合は、映像/音声データの方を調節するしかない。一部独自拡張のタグにディレイ情報を埋め込むエンコーダ(LAMEのLAMEタグやiTunesのiTunSMPBなど)も存在し、様々なソフトウェア・ハードウェアが相性問題を抱えている。FFmpegはこれらの幾つかにまだ対応していない。 また、変換前の動画を出力したソフトウェア・ハードウェアや変換後の動画を処理するソフトウェア・ハードウェアのバグや仕様によって問題が起こることも多い。変換前の動画にバグがある場合、-bugオプションを使って回避できる場合がある。
※この「音ズレ問題」の解説は、「FFmpeg」の解説の一部です。
「音ズレ問題」を含む「FFmpeg」の記事については、「FFmpeg」の概要を参照ください。
- 音ズレ問題のページへのリンク