音に対するこだわり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/23 05:32 UTC 版)
「日本一音にこだわる映画館」を自称しており、シネマ・ツー誕生時には、サウンド・スペース・コンポーザーの井出祐昭により開発されたオリジナルの音響システム「KICリアルサウンドシステム」を導入。その後、シネマ・ワンにもアナログプロセッサを導入した発展形の「KICリアルサウンド アナログ」を導入している。 シネマ・ワンg, j studioを除く全studioに、meyer製のスピーカーを導入している。 このうち、シネマ・ツーaスタジオはセンターチャンネルにLEOPARDラインアレイスピーカーを8台と900-LFCを1台、LRチャンネルにLEOPARDラインアレイスピーカーを6台と900-LFCを1台、サブウーファーに1100-LFCを3台、サラウンドにHMS-12を12台、最後列のシートにMM-4XPを4台配備している。 aスタジオは2015年から2017年にかけて段階的にスピーカーを入れ替えた。改装前はメインスピーカーにMTS-4A、サブウーファーに650-P、サラウンドにUPJ-1Pを使用していた。これらのスピーカーは、aスタジオ改装後に内部ユニットを新品に交換する整備を行った上でbスタジオに移設された。 f studioには映画館としては世界初、DCS(デジタリー・コントロールド・サウンドシステム)という最新システムが採用されていた。劇場内の音響特性を分析してデジタルでコントロールすることで、すべての客席で同じ音を楽しむことができた。現在は廃止されている。しかしこのシステムがその後のシネマシティ独自の音響システムである「KICリアルサウンドシステム」の誕生に影響を与えている。 g studioは都内初のTHX認定劇場であったが、現在は認定を受けていない。本来はTHXのスタッフが設計段階から監修するが、音響にこだわるシネマシティは独自に建設して完成後にTHXから認定を受ける形を採っており、日本で初めて日本人の手により作られたTHX認定劇場であった。
※この「音に対するこだわり」の解説は、「シネマシティ」の解説の一部です。
「音に対するこだわり」を含む「シネマシティ」の記事については、「シネマシティ」の概要を参照ください。
- 音に対するこだわりのページへのリンク