青いバラ誕生に関わる学術的歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 07:00 UTC 版)
「青いバラ (サントリーフラワーズ)」の記事における「青いバラ誕生に関わる学術的歴史」の解説
1990年:サントリーとオーストラリアのバイオベンチャー企業カルジーンパシフィック(現フロリジーン)の共同プロジェクトとして始まる。 1991年:青いペチュニアから青色遺伝子の取得に成功し、ペチュニアから青色遺伝子取得の特許が出願される。 1994年:ペチュニアの遺伝子を導入したバラを咲かせる事に成功。しかし、遺伝子は確かに入っているものの、カーネーションの場合にはうまく働いたペチュニアの青色遺伝子は、バラとの相性がよくなかったようで、花弁にデルフィニジンは検出されず色は変化せずに終わる。そこで、今度は、いろいろな植物から青色遺伝子を取得し、それぞれをバラに導入。咲いても咲いてもデルフィニジンがないという状況がしばらく続く。 1995年:世界で初めての青色カーネーションが誕生。ペチュニアから取り出した青色遺伝子を組み込んで品種改良したもので、日本では1997年より「ムーンダスト」として発売。 1996年:パンジーの青色遺伝子を入れたバラの開花に成功。 1998年:デルフィニジン含有率がアップ、青みを帯びた色合いに変化する。 1999年:やや青みを帯びたバラを得ることに成功、更に青さを追求し、デルフィニジンがより蓄積する工夫を行い、より多くの品種に遺伝子を導入。
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