霧島兄妹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/09 05:22 UTC 版)
「ケルベロス (漫画)」の記事における「霧島兄妹」の解説
霧島 望(きりしま のぞむ) 暴走した狗骸・典如をその身に宿す“仇喰”。身長194センチメートル、体重78キログラム、12月10日生まれの17歳。銀髪で、左腕を失っている。 典如の暴走を抑えるために霊力を欲し、またとある嘘のために狗骸の墓守を捕食しようとしており、そのためには場所も手段も選ばない。今回解き放たれた崩の赤目嵐を「消滅」させている。妹の祈のことは大事に思っており、そのため祈の大切なものも大事に思う。境遇ゆえに殺伐としていたが、景による和解と説教後に、自分が騒動を起こした相手には方々を回って謝罪しており、根は律儀な性格をしている。 景と雪房の霊力を狙い戦いを挑むが、後に和解。祈を狛守神社に預け、常世を追う旅に出る。典如(てんじょ) 仇喰の体に宿り左腕に発現する、暴走した狗骸。祈を助けようとした望が解放するが、その場で望に襲い掛かり左腕を捕食。しかし、半狂乱になった望に逆に食われて取り込まれたため、特殊な憑き方をしてしまった。 宿主である望とは険悪な関係のため餓えた時は宿主にすら襲い掛かる、危険な存在。切断しても再生するが、そのためには霊力を必要とする。 霧島 祈(きりしま いのり) 望の妹。身長148センチメートル、体重37キログラム、1月6日生まれの14歳。 常世によって作られた新型の狗骸・律理をその身に宿す。異形の者でも受け入れてくれた金屋を守るため、力を解放し山王に戦いを挑むが、逆に重傷を負った。戦いの後、狛守神社に預けられる。境遇ゆえに大人しい性格になったが、幼い頃は兄を辛い役目から解放するために律理を我が身に宿らせるような気丈さや、雑草を美味しそうに食べる突飛な一面も持つ。 ケーキやスパゲティが好きだが、雑草を美味に感じ、兄に味覚を心配されたことがある。律理が落ち着くため水浴びも好き。律理(りつり) 祈の体に宿る狗骸で、墓所を必要としない新型だが、世々の母が言うには、典如も律理も似せただけの「狗骸モドキ」。常世に属していたらしい霧島兄妹の父親が望に宿らせようとしたが上手くいかず、それを見かねた祈が自らの体に宿らせてしまう。祈は、律理の力を開放し、人と獣を融合したような姿と化すことも出来る。 霧島 守(きりしま まもる) 霧島兄妹の父親。キリシマ機関の機関長。兄妹が狗骸をその身に宿すことになった騒動の後、行方不明になる。
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