電解研磨除染法実証試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:42 UTC 版)
「福島第一原子力発電所における放射性廃棄物の処理と管理」の記事における「電解研磨除染法実証試験」の解説
1983年1月より作業員の被曝量を低減するため、東京電力原子力開発研究所主導で、電解研磨除染法の実証試験が2号機でスタートした。システム全体の統括は東電エンジニアリング、装置一式の納入は荏原インフィルコ、システム運用法、適用性評価は東洋エンジニアリングが担当した。電解研磨除染法は定期検査時に使用した工具類、交換する各種バルブ、ポンプ、配管の除染が目的で、電解槽内にこうした器具を浸し、器具を陽極として電流を流し、金属材料表面に溶解現象を発生させて表面に付着した放射性物質を除去する仕組みである。利点としては下記が挙げられ、最終評価は1983年末に下される計画であった。 従来の方法に比較し処理時間が短い 除染効果が大きい 工具類の再使用が可能 工具類の再使用により廃棄物の発生量が減少する
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