電流共振型のCCFLインバータ回路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/29 16:10 UTC 版)
「冷陰極管インバータ」の記事における「電流共振型のCCFLインバータ回路」の解説
2005年には二次側の共振電流位相を検出して制御するゼロボルトスイッチング(ZVS)電流共振型回路が開発され、冷陰極管インバータ回路の技術は効率面やロバスト性、安定度などにおいて最終的な完成を得た。 しかしながら2007年頃からは白色LEDの発展によってCCFL市場の縮小とともにCCFLインバータ回路の需要も縮小に向かい、2010年ごろにはその座を全て白色LEDに譲り渡すことになった。現在はCCFLは一般照明用途としてわずかに生産が続いているが、電流共振型回路のCCFLインバータ回路もそれに伴ってわずかに生産されているのみである。 同技術はCCFLインバータ回路としての市場を失ったが、二次側の共振電流位相を検出して制御する電流共振型イバータ回路のコンセプトはそのままワイヤレス給電の制御回路として生かされることになった。 また、この電流共振型イバータ回路がテスラコイルの駆動に利用されることによって、アマチュアコミュニティにおけるテスラコイル開発においても大きなヒントを与えることになり、テスラコイル(SSTC)の効率と放電性能の大幅な向上につながることになった。
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