防災とフェーズフリーの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 09:26 UTC 版)
「フェーズフリー」の記事における「防災とフェーズフリーの関係」の解説
フェーズフリーは防災に関わる一つの概念であって、防災を否定するものではない。他の分野で例えるなら、福祉対策や障碍者対策等におけるバリアフリーやユニバーサルデザイン、環境対策におけるエコのような関係である。 一方で防災とフェーズフリーのちがいは、人々が備えることを前提としているのが防災、人々は備えられないことを前提としているのがフェーズフリーである。 日本における具体例 今治市クリーンセンターは、ゴミ処理施設であるとともに、防災施設としての機能が全国的にも注目され、ジャパン・リジリエンス・アワード強靭化大賞2019でグランプリを受賞した施設。 本施設では防災の取組みを平常時にも役立てる『フェーズフリー』の概念を、全国のごみ処理施設で初めて取り入れた。平常時は『市民が集い、地域交流を活性化する場』、さらに災害時には、あらゆる市民が安心して避難できる、『地域の指定避難所』として、“いつも(平常時)”と“もしも(災害時)”の両方で、地域に貢献する施設を実現している。
※この「防災とフェーズフリーの関係」の解説は、「フェーズフリー」の解説の一部です。
「防災とフェーズフリーの関係」を含む「フェーズフリー」の記事については、「フェーズフリー」の概要を参照ください。
- 防災とフェーズフリーの関係のページへのリンク