関連書体
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「UDデジタル教科書体」の記事における「関連書体」の解説
TBUDフォント(つたわるフォント) タイプバンクが博報堂ユニバーサルデザイン(現・博報堂ダイバーシティデザイン)と共同で「つたわるフォント」シリーズとして2009年9月に発表したフォントシリーズ。TBUDゴシック、TBUD丸ゴシック、TBUD明朝、UDタイポスの4ファミリーがある。 TBUD学参丸ゴシック 2010年10月25日発表。TBUD丸ゴシックを基に、仮名と2010年の改定前の常用漢字を学習指導要領に準拠した字形(学参字形)にしたもの。育鵬社や光文書院の拡大教科書のフォントとして使用されている。 BIZ UDゴシック、BIZ UD明朝 2017年9月29日にモリサワが発表した「MORISAWA BIZ+」に含まれている。TBUDゴシックとTBUD明朝を基に、収録漢字をJIS第4水準まで拡張したもの。2018年10月2日に一般提供が開始されたWindows 10の機能アップデート「Windows 10 October 2018 Update」で採用され、広く使われるようになった。2022年3月11日にSIL Open Font LicenseにてソースコードがGitHubに公開された。 イワタ学参新教科書体 2018年3月27日にイワタが発売。ディスプレイ上でも読みやすくするため、ふところを広くとり、画数や筆順をわかりやすくするなどの工夫がなされている。横組み用にかなのデザインを変えた横用が用意されている。 游教科書体(游教科書体 N、游教科書体 New) 字游工房が東京書籍と共同開発したフォントファミリー。2004年発表の游教科書体 Mから、字形の改訂やウェイトBの追加、横用の追加などをして2019年7月に游教科書体 New M/Bを発表。縦線と横線の太さの差を抑えていて、起筆や終筆が穏やかなデザインになっている。なお、東京書籍は、従来の教科書体のUD書体では「とめ、はね、はらい」の点で不十分だとして、UD教科書体(游TUD教科書体)を独自に開発し、2020年度用の教科書に使用している。この書体を基にしていて、線を膨らませて起筆や終筆部分のとがった形を和らげるなどの工夫がされている。
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