開戦時の地中海の情勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/14 01:51 UTC 版)
「地中海戦域 (第二次世界大戦)」の記事における「開戦時の地中海の情勢」の解説
欧州随一の海軍国であるイギリスは、地中海においても西のジブラルタル・東のアレクサンドリア・中央のマルタ島に海軍基地を置き、他を圧倒する存在であった。 1939年の第二次世界大戦の勃発後も、枢軸国のイタリアが参戦しなかったため、地中海で戦闘行為は行われなかった。 しかし、ナチス・ドイツのフランス侵攻で、連合軍が西部戦線で大敗を喫して状況は激変した。フランスの敗北が間違いの無いところとなった、1940年6月10日、イタリアがイギリス・フランスに宣戦布告。6月21日にフランスがドイツと休戦協定を結び、ドイツ庇護下のヴィシー政権が南仏及び植民地を支配する事になり、フランス艦隊は接収はされなかったが使用はできなくなり、北アフリカのフランス植民地チュニジア・アルジェリア・モロッコが事実上枢軸国の手に落ちた。
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