長生学園
長生学園
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「長生療術」の施術者は主に開祖柴田の直伝により教えを受けていたため、体系的に後継者を養成するための教育施設の設立が求められていた。そのため、開祖没後の1956年(昭和31年)、厚生大臣認可の専門学校「長生学園」を設立し、医師で横浜市立大学医学部教授の桧物一三を学園長に迎えて後継者養成にあたった。 現在の「長生学園」(東京都大田区仲六郷2-35-7)は、1975年(昭和50年)に総本山長生寺の付属学校となり、昼夜開講(定員各60名)の「あん摩・マッサージ・指圧科」を開設している。入学には高校卒業(大検)資格を必要とし、3年間の修学期間修了後は、あん摩マッサージ指圧師国家試験の受験資格が与えられる。 前述した「三位一体の治療」を基本とするカリキュラムには、整体師養成関係科目のほか、精神医学や心理学、東洋思想などの授業科目もある。また、週に一度は生徒全員が参加する勤行(読経)が営まれる。 卒業生の大半は国家資格取得後に治療院に就職、開業するなどしている。全国の「○○長生館」と名乗る治療院の多くが長生学園出身者の治療院である。卒業生で組織される「長生医学会」は、研究論文の発表や長生医学の普及、広報活動などを行うほか、同校のOB・OG会を兼ねている。 なお、千葉県の学校法人長生学園とは無関係である。
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