長尾藤景とは? わかりやすく解説

長尾藤景

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 18:23 UTC 版)

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長尾 藤景(ながお ふじかげ)は、長尾氏の人物。この氏名を名乗った人物が室町時代に2名いる。

  1. 南北朝時代初期の人物。家系は、元々は上杉氏でのちに佐貫長尾家(千秋長尾家)となる家柄である。
  2. 戦国時代の人物で、高城城主。

長尾藤景 (南北朝時代)

 
長尾藤景
時代 室町時代
生誕 不明
死没 不明
改名 上杉藤景→長尾藤景
氏族 上杉氏長尾氏
父母 父:上杉頼成、母:長尾景基娘
養父:長尾基景
兄弟 上杉藤成、上杉藤氏、萩原氏明、藤景藤明
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長尾 藤景(ながお ふじかげ)は、室町時代武士上杉頼成の子。母は長尾景基の娘。はじめ上杉藤景と名乗る。宝治合戦で長尾氏一族のほとんどが死亡し、生き残った長尾景忠が長尾家当主となる。しかし嫡孫・基景に男子が無かったので、長尾景基の外孫で基景の外甥である藤景が、基景の養子となって長尾宗家を継いだ。しかし、藤景にも男子は無かった(異説として、藤景の子に氏景(うじかげ)が置かれる場合もある)ので、家督は実弟・藤明が継いだ。

長尾藤景 (戦国時代)

 
長尾藤景
時代 戦国時代
生誕 不明
死没 永禄11年(1568年
別名 通称:新四郎
官位 遠江
主君 上杉謙信
氏族 長尾氏
兄弟 藤景、景治
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長尾 藤景(ながお ふじかげ)は、戦国時代武将。長尾氏の一門である下田長尾氏[1]の当主。高城城[2]主。の「藤」の字は、将軍・足利義藤(後の足利義輝)から賜ったものとみられるが確証はない。

同じ長尾氏から上杉氏を継いだ上杉謙信に仕え、その七手組(前期:他は柿崎景家北条高広斎藤朝信直江景綱中条藤資本庄実乃)の一人として活動したと伝わる。しかし、永禄4年(1561年)の第四次川中島の戦いの軍議中に謙信(当時は上杉政虎)の戦術を批判したことで、謙信と対立するようになる。のち永禄11年(1568年)に謙信(当時は上杉輝虎)の命を受けた本庄繁長から祝宴に誘われ、その際に弟の右衛門尉景治(かげはる)と共に謀殺された。同年には本庄実乃によって家老の長尾興里(おきさと)が守る高城城も落城した(興里は落ち延びる途中で自刃)。

一方、藤景・景治兄弟を殺害した本庄繁長の方も手傷を負ったらしいが、謙信から恩賞が与えられなかったこと、また武田信玄からの誘いもあり、まもなく同年4月に本庄繁長の乱が起こる発端となった。

脚注

  1. ^ 長尾高景の弟とされる豊景(とよかげ)を初代として、景久(かげひさ)、平右衛門尉(実名不詳)、景行(かげゆき)と続いて、その後に藤景が当主になったとされる。また、実父は2代景久と伝わる。別説として古志長尾家の一族と伝わるなど、系譜は確定していないが、現在の高城城本丸の案内板に記述のある前者が有力とみられる。
  2. ^ 室町時代中期(1400年頃)に長尾豊景によって築城されたと伝わる。所在は現在の新潟県三条市大字森町(旧南蒲原郡下田村)。下田長尾氏の名称も村名(旧名:下田郷)に因んだものである。

長尾藤景 (南北朝時代)

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「長尾藤景」の記事における「長尾藤景 (南北朝時代)」の解説

長尾 藤景(ながお ふじかげ)は、室町時代武士上杉頼成の子。母は長尾景基の娘。はじめ上杉藤景名乗る宝治合戦長尾氏一族のほとんどが死亡し生き残った長尾景忠長尾家当主となる。しかし嫡孫・基景に男子無かったので、長尾景基の外孫で基景の外甥である景が、基景の養子となって長尾宗家継いだ。しかし、景にも男子無かった異説として、の子に氏景(うじかげ)が置かれる場合もある)ので、家督実弟明が継いだ

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