長宗我部右近大夫
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長宗我部 右近大夫（ちょうそかべ うこんたいふ）は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武士。土佐国の戦国大名・長宗我部元親の五男。諱は不詳。右近太夫とも書かれ[1][2]、単に右近ともいう[3]。
注釈
- ^ 社歴によると、永禄2年（1559年）、四国に蔓延した疫病退散を目的として、長宗我部元親が春宮神社を建立したという[2]。その際置かれた宮守は元親の弟の右近大夫重親と記され、この右近大夫は曽我大隈守と号したとされる[2]。しかし、元親の弟にこのような人物は確認できず、元親の子の右近大夫も当時は生まれていない[2]。この年に長宗我部国親の妹の子とされる片岡直季（片岡光綱の異母弟[7]）が上八川を攻略しており、『吾北村史』ではその監視のため、当初は長宗我部氏の一族または家臣が下八川に置かれ、その後元親の子の右近大夫にその役目が引き継がれたとみられている[2]。
- ^ 「小宮崎」でなく「宮崎」ともされる[8]。
- ^ 長宗我部元親の家老分だった南岡四郎兵衛尉の子ともいわれる[10]。
出典
- ^ a b c d e 近藤瓶城 編「長元物語」『続史籍集覧第七冊』近藤出版部、1930年、330頁。全国書誌番号:49007664。
- ^ a b c d e f g h i j 吾北村 1977, pp. 328–331.
- ^ a b c 黒川真道 編「土佐物語 二」『土佐物語 二 四国軍記 全』国史研究会〈国史叢書〉、1913年、129–130頁。全国書誌番号:66007300。
- ^ 平井上総 著「長宗我部信親・盛親―元親の後継者を襲った悲劇」、平井上総 編『戦国武将列伝10 四国編』戎光祥出版、2023年、41頁。ISBN 978-4-86403-449-4。
- ^ 山本大『長宗我部元親』（新装版）吉川弘文館〈人物叢書〉、1988年（原著1960年）、249–250頁。ISBN 4-642-05103-1。
- ^ 平井 2016, p. 116.
- ^ 吾北村 1977, p. 172.
- ^ 吉田次郎左衛門孝世『土佐物語 下巻』川野喜代恵、1978年、217頁。全国書誌番号:78026419。
- ^ 平井 2016, pp. xviii, 252–253, 259–260.
- ^ a b c 柏木輝久『大坂の陣豊臣方人物事典』北川央 監修（2版）、宮帯出版社、2018年、446448頁。ISBN 978-4-8016-0007-2。
- ^ 平井 2016, pp. 253, 260.
- ^ “『末裔たちが、京都で語る本能寺の変』 イベントレポート”. 一般社団法人明智継承会 (2020年3月7日). 2023年10月18日閲覧。
- ^ 名鹿祥史 (2021年10月29日). “日本酒好きの紗倉まな「ファンの人から100本はいただいた」上原亜衣、小島みなみと日本酒文化大使としてPR”. リアルライブ. 株式会社アンカード. 2023年10月18日閲覧。
[続きの解説]
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- 2 長宗我部右近大夫の概要
- 3 参考文献
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