錠前師と鍵師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 00:34 UTC 版)
錠前(錠とこれを開く鍵)を製作する者を錠前師(じょうまえし)、また各種錠前の機構を理解した上で、これに対応する鍵を用いずに器具等で開錠するための専門技能を持つ職能者を鍵師(かぎし、lock-smith)と称する。 また、これらをひっくるめた専門職(主にはメーカーの出張所や市井の店舗)を指す言葉として鍵屋(かぎや)という呼称が使われる事もあるが、これは現在では地名や花火屋の屋号に由来する花火の時のかけごえに流用される事が多くなったため、現在では職業を指して使われることは稀である。 錠前師および鍵師は、ほとんどの国では専門の養成過程を持つ学校(専門学校・工業系大学など)ないしは、錠前メーカーにおける職業研修を受けた上でなるものとされている。 日本の場合においては各錠前メーカーの他、日本鍵師協会において専門技能者の養成が成されており、技能保持者向けに検定試験(資格試験)が実施されている。また日本では「錠前師」「鍵師」の両語は日本鍵師協会の登録商標とされている。 アメリカでは鍵師は資格制であり業務の際はジャケットを着用することになっている。
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