錠前としての評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 18:59 UTC 版)
可搬以外の特徴として、開錠には鍵が必要だが施錠時は鍵が不要、ということがある。また、現代では、主に安価で簡易な錠前として使用されている。一般的に普及している南京錠の大半は、専門的な開錠技能の訓練を受けた者にはピッキング、バンピング、また製造元の販売する合鍵の入手などによって数分で開錠が可能である。また侵入や窃盗に多く使われるハンマー、ボルトカッタ、ドリルなどの工具を使用すれば容易に破錠でき、厳重な封印を要する場所の施錠には向いていない。破壊・不正行為に対する南京錠の耐性の定量的評価として、ASTM、Sold Secure(イギリス)、欧州標準化委員会 (CEN)、TNO(オランダ)といった組織が開発した試験方法がある。この南京錠の耐性の評価基準は「破錠されるまで○○分かかる」というもので、破壊の可能性がないことは、最初から想定していない。例として、Sold Secure による最上区分の「ゴールド・レート」は、「工具による破壊まで5分を要する」ということを意味する。
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