鋭錐石(Anatase)

Hardanger Vidda,Hordaland,Fylke,Statsallmaning,Norway
TiO2 画像の幅約3cm
美しい水晶上に付いた鋭い錐形の鉱物が鋭錐石です。
強い光に透かしてみると透明青色をしています。
鋭錐石(Anatase)

Puerto Delos Castanos,Caceres,Spain
TiO2 画像の幅約5mm
赤褐色をした鋭錐石の結晶です。
青色をした結晶も見付かる鉱物ですが、この標本は小さな赤褐色の結晶を
しています。
ルチル(Rutile)、板チタン石(Brookite)と同じ化学組成式を持つ鉱物です。
鋭錐石(Anatase)

Datas,Minas Gerais,Brazil
TiO2 標本の幅約1.3cm
結晶の先端が長く伸びた鋭錐石の標本です。
結晶成長の途中で環境が変化して特殊な形状になったものと
思われます。
鋭錐石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/19 13:22 UTC 版)
鋭錐石 | |
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anatase(パキスタン産)
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分類 | 酸化鉱物 |
シュツルンツ分類 | 4.DD.05 |
Dana Classification | 4.4.4.1 |
化学式 | TiO2 |
結晶系 | 正方晶系 |
モース硬度 | 5.5 - 6 |
光沢 | 金剛光沢 |
色 | 褐色、青色 |
条痕 | 無色、淡黄色 |
比重 | 3.9 |
光学性 | 一軸性負号 |
屈折率 | nω = 2.561 nε = 2.488 |
複屈折 | δ = 0.073 |
文献 | [1][2][3] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
鋭錐石(えいすいせき、anatase[4])は、鉱物(酸化鉱物)の一種。アナテースあるいはアナタースともいう。
産出地
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性質・特徴
化学組成は TiO2(酸化チタン(IV))で、ルチル(正方晶系)、板チタン石(斜方晶系)とは多形の関係にある。結晶系は正方晶系。
用途・加工法
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脚注
参考文献
- 黒田吉益、諏訪兼位 『偏光顕微鏡と岩石鉱物』(第2版)共立出版、1983年、173頁。 ISBN 4-320-04578-5。
- 松原聰 『日本の鉱物』〈フィールドベスト図鑑〉学習研究社、2003年、64頁。 ISBN 4-05-402013-5。
- 青木正博 『鉱物分類図鑑 : 見分けるポイントがわかる』誠文堂新光社、2011年、76頁。 ISBN 978-4-416-21104-5。
関連項目
外部リンク
固有名詞の分類
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