鉄筋製書庫の完成とは? わかりやすく解説

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鉄筋製書庫の完成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 07:19 UTC 版)

岡田健蔵」の記事における「鉄筋製書庫の完成」の解説

1913年大正2年)に再び帝国図書館視察した岡田は、案内役司書から「もしこれから図書館新築するであれば耐火構造にするべきで、蔵書火災から守ることを第一義心がける」ように強く言われた。岡田自身も、初の図書室火災失った過去教訓から、図書館現状満足せず火災耐えうる耐火構造図書館目指していた。火災の心配のあまり、強風の日に図書館泊まり込むことも多かったといわれる。 そんな岡田助力したのが、前述相馬哲平である。大正初期ある日街中岡田出逢った相馬は、耐火構造図書館目指す彼の想い知りその場手持ち千円岡田託し、さらに皇太子嘉仁(後の大正天皇)に拝謁した記念に建築費用3千円寄付約束したその後物価高騰につれて建築費が当初の約3倍にまで膨れ上がったため、岡田はさらに相馬寄付懇願し最終的に相馬寄付金は9千円にまでなった。 相馬からの多額寄付により、1916年大正5年)、鉄筋コンクリート構造5階建ての書庫完成した。これは北海道最初鉄筋コンクリート構造建築物である。当時公共建築物は木構造主流であり、災害劣化といった木構造欠点解決した建築物として、この書庫北海道中の注目集めた

※この「鉄筋製書庫の完成」の解説は、「岡田健蔵」の解説の一部です。
「鉄筋製書庫の完成」を含む「岡田健蔵」の記事については、「岡田健蔵」の概要を参照ください。

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