金融の中心地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 00:11 UTC 版)
「ラッフルズ・プレイス」の記事における「金融の中心地」の解説
1960年代から70年代に掛けて、小売業者のラッフルズ・プレイスからの撤退が始まり、ハイストリート、ノースブリッジ・ロード(英語版)やオーチャード・ロードなどへ移転し、金融機関や大手銀行がラッフルズ・プレイスの多くを占めるようになった。バッテリー・ロードに所在していたホワイトアウェイ・レイドロー・デパートの建物は、1962年にメイバンクが買収し、1988年にはメイバンク・タワー(英語版)建設のために、解体された。ロビンソンズは、1972年に発生したシンガポール史上最悪の建物火災により、そのランドマークであった店舗が消失し移転。隣接していたユナイテッド・オーバーシーズ銀行は、1986年の新たな建物建設の際、その場所を内包するような形で敷地を拡大した。ジョンリトルの建物は1973年に売却、取り壊された。 1987年12月にはラッフルズ・プレイス駅が開業。1965年にシンガポールで初めて建設された地下駐車場であった場所を改築し、改札やホームを地下に建設している。駅のエントランスの外観には、1911年のジョンリトルの店舗のファサードのような装飾を施している。 ラッフルズ・プレイスには、超高層建築物がそびえるが、その多くは、国内有数の高さを誇る建築物に数えられるビルであり、銀行の旗艦店舗が所在している。ユナイテッド・オーバーシーズ・バンク・タワーは、ボンハムビルの敷地に建設され、後にUOBプラザとして改修された。シンガポールランドタワー(英語版)、クリフォードセンター、オーシャン・ビルディング、ワン・ラッフルズ・プレイスやリパブリックプラザのような超高層ビルも、UOBプラザと同様に古いビルを建て替えて建設されている。ラッフルズ・プレイスの3つのタワー(リパブリックプラザ、UOBプラザ、ワン・ラッフルズ・プレイス)は、2016年にグオコタワー(英語版)が建設されるまで、国内一位の高さを誇っていた。
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