金蔵主とは? わかりやすく解説

金蔵主

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/27 13:54 UTC 版)

金蔵主(こんぞうす、生年不明 - 嘉吉3年9月26日1443年10月19日))は、室町時代の皇族。南朝の再建を図った後南朝の初代とされる。万寿寺の僧であったため、万寿寺宮とも呼ばれる[1]。また「尊義王」、「空因」という別名も知られるものの、後世の系図[2]によるもので信ずるにたりない。嘉吉3年9月23日に起きた禁闕の変では兄の通蔵主とともに中心的役割を果たした。


  1. ^ 谷崎潤一郎の「吉野葛」にも「大覚寺統の親王万寿寺宮」として登場する。
  2. ^ 代表的なものとしては天明年間に著されたとされる『南朝皇胤紹運録』がある。
  3. ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus「金蔵主」
  4. ^ 本多 1916, p. 62.
  5. ^ 本多 1916, p. 64.
  6. ^ 康富記』嘉吉3年9月24日条
  7. ^ a b c 森 1997, §4.1.
  8. ^ 『看聞日記』嘉吉3年9月23日条
  9. ^ 村田正志「禁闕の変」(『國史大辞典吉川弘文館
  10. ^ a b 森 1997, §4.2.


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