酸化還元
酸化とは酸素と結合すること、あるいは原子価が正の方向に増大すること。還元とは酸素を奪われること、あるいは原子価が小さくなること。酸化と還元は必ず同時に起きる。一方が酸化されれば他方が還元されてバランスを保っている。例えば鉄と二酸化マンガンを混ぜると、鉄は酸化されて酸化鉄となり、二酸化マンガンは還元されて酸化マンガンとなる。さらに酸化マンガンが空気中の酸素と結合して(酸化)、再び二酸化マンガンにもどる。排ガス対策技術の三元触媒においては、ハイドロカーボンや一酸化炭素が酸化されて二酸化炭素と水になり、一方、窒素酸化物は酸素を奪われて還元され窒素となる。
参照 酸化触媒、三元触媒酸化還元反応
(酸化・還元 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/19 00:17 UTC 版)
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酸化還元反応(さんかかんげんはんのう)とは、酸化剤と還元剤が反応して、電子の授受を行う化学反応のことである。英語表記の Reduction / Oxidation から、レドックス (Redox) というかばん語も一般的に使われている。
酸化還元反応ではある物質の酸化プロセスと別の物質の還元プロセスが必ず並行して進行する。言い換えれば、一組の酸化される物質と還元される物質があってはじめて酸化還元反応が完結する。酸化還元反応の化学反応式は、還元剤が電子を放出する酸化反応と、酸化剤が電子を受け取る還元反応の2本に分割して記述することができる。このように分割して記述した化学反応式のことを半反応式、半電池反応式、あるいは半電池式と呼ぶ。半反応式は、必ず電子
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