酸との反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 03:38 UTC 版)
「次亜塩素酸ナトリウム」の記事における「酸との反応」の解説
家庭用製品に『混ぜるな危険』の注意書きにもあるように、漂白剤や殺菌剤といった次亜塩素酸ナトリウム水溶液を、塩酸などの強酸性物質(トイレ用洗剤など)と混合すると、黄緑色の有毒な塩素ガスが発生する。浴室で洗剤をまぜたことによる死亡事故も起きているので、取り扱いには注意が必要である。また、塩酸ほどではないものの、食酢やクエン酸、炭酸を多く含む物質をかける事も危険である。いずれにせよ換気を良くし、使用量を最小限に留める事が肝要である。 NaClO + 2 HCl ⟶ NaCl + H 2 O + Cl 2 {\displaystyle {\ce {NaClO + 2HCl -> NaCl + H2O + Cl2}}}
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酸との反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 08:29 UTC 版)
次亜塩素酸塩は、酸と混ぜると塩素ガスを発生する。次亜塩素酸イオンと塩化物イオンは塩素による平衡状態にある。 2 H + ( aq ) + ClO − ( aq ) + Cl − ( aq ) ⟶ Cl 2 ( g ) + H 2 O ( l ) {\displaystyle {\ce {2H+ (aq) + ClO- (aq) + Cl- (aq) -> Cl2 (g) + H2O (l)}}} そのため、ルシャトリエの原理によって、高い pH では H+ イオンを消費して反応が左向きに進み、塩素の次亜塩素酸イオンと塩化物イオンへの不均化が促進されるのに対し、低い pH では反応が右向きに進み、塩素の発生が促進される。
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