部品の合成とは? わかりやすく解説

部品の合成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 14:23 UTC 版)

ウイルス」の記事における「部品の合成」の解説

脱殻により遊離したウイルス核酸は、次代ウイルス(娘ウイルス)の作成のために大量に複製される同時に、さらにそこからmRNA経て、カプソマーなどのウイルス独自のタンパク質大量に合成される。すなわちウイルスの合成は、その部品となる核酸タンパク質別々に大量生産し、その後組み立てるという方式行われるウイルス核酸宿主細胞核酸とは性質的に異なる点が多いために、その複製宿主の持つ酵素だけではまかなえないため、それぞれのウイルス独自に持つDNAポリメラーゼRNAポリメラーゼなど、転写複製関わる酵素使われる。また逆転写酵素を持つレトロウイルスでは、宿主DNA自分遺伝子組み込むことで、宿主DNA複製機構利用するタンパク質の合成には、そのタンパク質コードするmRNA作成するためにウイルス独自の酵素を必要とする場合がある。mRNAからタンパク質への翻訳は、宿主細胞の持つ、リボソームなどのタンパク質合成系を利用して行われる

※この「部品の合成」の解説は、「ウイルス」の解説の一部です。
「部品の合成」を含む「ウイルス」の記事については、「ウイルス」の概要を参照ください。

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