遺跡の立地と成立時期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 06:45 UTC 版)
「上市黒川遺跡群」の記事における「遺跡の立地と成立時期」の解説
円念寺山経塚、黒川上山墓跡、伝真興寺跡の3つの遺跡は、上市川の支流・郷川が山間部から平野部に流れる扇状地の扇頂付近に位置する。この地では縄文時代中期以降、各時代の遺跡が確認され、平安時代初期の9世紀には黒川上山墓跡の東地区に墳丘墓が築かれ、真興寺の前身寺院が建立されているが、最盛期を迎えるのは中世前期の12 - 13世紀である。この時期には、郷川流域に堀江荘という荘園が成立しており、上市黒川遺跡群の盛衰は堀江壮の動向と強く関係しているとみられる。 3つの遺跡はいずれも富山県中新川郡上市町黒川にあり、2006年1月26日付けで「上市黒川遺跡群」の名称で一括して国の史跡に指定された。各遺跡の史跡指定面積は以下のとおりである。 円念寺山経塚 - 上市町黒川字舟ノ谷 3,778.96平方メートル 黒川上山墓跡 - 上市町黒川字上山・牛屋 5,576.29平方メートル 伝真興寺跡 - 上市町黒川字花岡谷 1,416.00平方メートル (3遺跡の計は10,771.25平方メートル)
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