選択のポイント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 05:09 UTC 版)
「回復期リハビリテーション」の記事における「選択のポイント」の解説
回復期リハビリテーション病棟の場合、リハビリ専門医の充実が1つの大きな指標となる。また理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、リハビリ看護師の役割も非常に重要である。リハビリを行う時間(単位)数が1つの指標となる。行っているリハビリの内容にも病院ごとで多少の差違があるため、吟味が必要である。 1日何単位のリハビリを行うのか。リハビリの休日はあるのかなどが重要になる。最近の回復期リハビリテーション病院では、土日祝日休みなしのリハビリを行い、早期社会復帰を目指している。回復期リハビリテーション病棟では患者1人に対し1日に9単位までリハビリテーションを行える。つまりは1単位が20分である事より、最大180分(3時間)までリハビリテーションを実施できる。病院の施設基準や人員配置、疾患等によって異なるが、各加算等を除き1単位(20分)80点から245点である(1点=10円)。昨今の改正により、回復期リハビリテーション病棟入院料については入院患者の自宅復帰率や重症患者受け入れ率により区分(回復期リハビリテーション病棟入院料1,2)があるものの、実質引き上げとなり一定の評価を受けている。また365日リハビリテーションを実施する事や、患者1人に対し6単位以上の充実したリハビリテーションを実施する事が評価され、点数が加算される事となった。これらの事より、手厚い人員配置と提供体制による充実したリハビリテーションが実施提供される事が望まれているといえる。また、リハビリテーションを実施提供するセラピスト側については、1週間に108単位(1日最大24単位まで)までしかリハビリテーションを実施しても算定できないという制限がある。 行われているリハビリテーションの内容については、各リハビリテーション病院ホームページなどで確認することが望ましい。中には、藤田保健衛生大学七栗サナトリウムのように、大学病院の特色を生かしたリハビリテーションを行っている病院も存在する。
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