選択の単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/08/07 22:07 UTC 版)
個体選択 古典的なダーウィニズムでの選択の単位。実際に生きたり死んだりするのは個体であり、観察が容易であることから近似として用いられる。 群選択 選択の単位を群れ(時には種や亜種)とするもの。形質選択(形質集団選択)ある形質の影響下にある個体全てを選択の集団とみなす立場。 種選択 選択の単位を種とする物で群選択とは異なる。 遺伝子選択 個体は一世代限りのユニークな存在だが、遺伝子は長い世代にわたって存続するため、実際に選択される単位は遺伝子(あるいは遺伝子によってコードされた個々の形質)と考えるべきだという立場。血縁選択 遺伝子選択の元となった理論。血縁関係にある個体は同じ遺伝子を持つ可能性が高いため、血縁集団単位で選択が働くとするもの。個体選択の拡張と考えることができる。 マルチレベル選択 選択は様々な階層に起きるものであり、それぞれ別個に検討しなければならないとする立場。
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