キム・ステレルニーとは? わかりやすく解説

キム・ステレルニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/02 05:00 UTC 版)

キム・ステレルニーKim Sterelny)は1950年生まれの哲学者シドニー大学でPh. Dを取得。現在はオーストラリア国立大学ヴィクトリア大学ウェリントンで半年ずつ教鞭を取っている。生物学の哲学心の哲学を専門とし、著書『敵対的世界での思考--認知の進化』は2004年にラカトシュ賞を受賞した。2008年にはジャン・ニコ賞を受賞し、The Fate of the Third Chimpanzeeというタイトルで講演を行っている。関心対象は非常に広く、近年では(人間を含む)生物進化全般に渡って数多くの著作と論文を発表し続けてきている。有名なものとしては、選択の単位論争におけるフィリップ・キッチャーとの共著による"The return of the gene" (The Journal of Philosophy, 85: 339-360, 1988)、心の進化(Thought in a Hostile Worldなど)、ニッチ構築を巡る議論などがある。Thought in a Hostile Worldでも、足場作り(scaffolding)に基づくニッチ構築により、人間の認知が進化したと論じられている。




「キム・ステレルニー」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「キム・ステレルニー」の関連用語

キム・ステレルニーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



キム・ステレルニーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのキム・ステレルニー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS