遠いクエーサー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 01:56 UTC 版)
z > 6のクエーサークエーサー距離備考ULAS J1342+0928 z=7.54 最も遠いクエーサー。 ULAS J1120+0641 z=7.085 赤方偏移が7を超えるクエーサーとして初めて発見された。 CFHQS J2329-0301 z=6.43 かつての最も遠いクエーサー。 SDSS J114816.64+525150.3 z=6.419 かつての最も遠いクエーサー。 SDSS J1030+0524 z=6.28 かつての最も遠いクエーサー。初めて発見された赤方偏移が6を超えるクエーサー SDSS J104845.05+463718.3 z=6.23 SDSS J162331.81+311200.5 z=6.22 CFHQS J0033-0125 z=6.13 SDSS J125051.93+313021.9 z=6.13 CFHQS J1509-1749 z=6.12 QSO B1425+3326 / QSO J1427+3312 z=6.12 最も遠い電波クエーサー。 SDSS J160253.98+422824.9 z=6.07 SDSS J163033.90+401209.6 (QSO J1630+4012) z=6.05 CFHQS J1641+3755 z=6.04 SDSS J113717.73+354956.9 (QSO J1137+3549) z=6.01 SDSS J081827.40+172251.8 (QSO J0818+1722) z=6.00 SDSSp J130608.26+035626.3 (QSO J1306+0356) z=5.99 z>6のクエーサーは、宇宙の再電離の研究に用いられる。 種類毎の最も遠いクエーサー種類クエーサーデータ距離備考最も遠いクエーサー ULAS J1120+0641 2011 z=7.085 最も遠い電波を放射するクエーサー QSO B1425+3326 / QSO J1427+3312 2008 z=6.12 発見時に最も遠かったクエーサークエーサーデータ距離備考ULAS J1120+0641 2011 - z=7.085 発見時に、最も遠い天体ではなかった。赤方偏移が7を超えた初のクエーサー CFHQS J2329-0301 2007 − 2011 z=6.43 2006年に発見されたIOK-1 (z=6.96)を超えず、発見時に、最も遠い天体ではなかった。 SDSS J114816.64+525150.3 2003 − 2007 z=6.419 2002年に発見されたHCM 6A (z=6.56)や同時期に発見されたSDF J132418.3+271455 (z=6.58)を超えず、発見時に、最も遠い天体ではなかった。 SDSS J1030+0524 2001 − 2003 z=6.28 発見時には最も遠い天体であった。初めて赤方偏移が6を超える天体となった。 SDSS 1044-0125 2000 − 2001 z=5.82 1999年に発見されたSSA22-HCM1 (z=5.74)を超え、発見時には最も遠い天体であった。 RD J030117+002025 2000 z=5.50 MB=-22.7 1999年に発見されたSSA22-HCM1 (z=5.74)を超えず、発見時に、最も遠い天体ではなかった。 SDSS J1204-0021 2000 z=5.03 1999年に発見されたSSA22-HCM1 (z=5.74)を超えず、発見時に、最も遠い天体ではなかった。 SDSSp J033829.31+002156.3 (QSO J0338+0021) 1998 − 2000 z=5.00 初めて発見された赤方偏移が5を超えるクエーサー。1998年に発見されたBR1202-0725 LAE (z=5.64)を超えず、発見時に、最も遠い天体ではなかった。 PC 1247+3406 1991 − 1998 z=4.897 発見時、最も遠い天体であった。 PC 1158+4635 1989 − 1991 z=4.73 発見時に、最も遠い天体であった。 Q0051-279 1987 − 1989 z=4.43 発見時に、最も遠い天体であった。 QSO B0000-26 1987 z=4.11 発見時に、最も遠い天体であった。 QSO B0910+5625 1987 z=4.04 発見時には最も遠い天体であった。赤方偏移が4を超える2つ目のクエーサー。 QSO J0048-2903 1987 z=4.01 発見時には最も遠い天体であった。赤方偏移が4を超える初めてのクエーサー。 QSO B1208+1011 1986 − 1987 z=3.80 発見時には最も遠い天体であった。重力レンズ効果によって、2つの像に見える。発見時から1991年までは、分離角が0.45′と最も小さかった。 QSO J2003-3251 1982 − 1986 z=3.78 発見時には最も遠い天体であった。 QSO B1442+101 1974 − 1982 z=3.53 発見時には最も遠い天体であった。 QSO B0642+449 1973 − 1974 z=3.408 発見時には最も遠い天体であった。初めて発見された赤方偏移が3を超えるクエーサー。 4C 05.34 1970 − 1973 z=2.877 発見時には最も遠い天体であった。それまでの記録より遙かに大きな赤方偏移を持ち、間違いか嘘だと信じられた。 5C 02.56 1968 − 1970 z=2.399 発見時には最も遠い天体であった。 4C 25.05 1968 z=2.358 発見時には最も遠い天体であった。 QSO B0237-2321 1967 − 1968 z=2.225 発見時には最も遠い天体であった。 4C 12.39 1966 − 1967 z=2.1291 発見時には最も遠い天体であった。 4C 01.02 1965 − 1966 z=2.0990 発見時には最も遠い天体であった。 3C 9 1965 z=2.018 発見時には最も遠い天体であった。初めて発見された赤方偏移が2を超えるクエーサー。 3C 147 1964 − 1965 z=0.545 電波銀河3C 295を超え、宇宙で最も遠い天体となった初めてのクエーサー。 3C 48 1963 − 1964 z=0.367 赤方偏移が測定された2つ目のクエーサー。1960年に発見された電波銀河3C 295 (z=0.461)を超えず、発見時には最も遠い天体ではなかった。 3C 273 1963 z=0.158 赤方偏移が初めて測定されたクエーサー。1960年に発見された電波銀河3C 295 (z=0.461)を超えず、発見時には最も遠い天体ではなかった。 クエーサーが初めて、宇宙で最も遠い天体となったのは、1964年である。それ以来、1997年に銀河団CL 1358+62による重力レンズ効果を受ける1対の非クエーサー銀河(CL 1358+62 G1 & CL 1358+62 G2)抜かれるまでずっと、クエーサーが宇宙で最も遠い天体であった。
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