IOK-1とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > IOK-1の意味・解説 

IOK-1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/30 01:44 UTC 版)

IOK-1
星座 かみのけ座
見かけの等級 (mv) 24.4
分類 LAE
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  13h 23m 59.8s
赤緯 (Dec, δ) +27° 24′ 56″
赤方偏移 6.96
距離 3.95 Gpc
Template (ノート 解説) ■Project

IOK-1銀河(アイオーケーワンぎんが、英語:IOK-1 Galaxy)は、かみのけ座の方角に遠く離れた銀河である。ビッグバン後約7億5千万年に生成された銀河である。2006年に発見された時点では、赤方偏移6.96と、それまで発見された中で最も古く最も遠い銀河であった[1]。この銀河は、2006年4月に国立天文台の家正則が国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡を用いて発見し、128.8億光年の距離にあると推定された。

ライマンα線の放射の赤方偏移は6.96で、ビッグバンが起こってからちょうど7.5億年後に相当する。Abell 1835 IR1916等、他の天体の方が古いと主張する科学者もいたが、IOK-1の年齢と組成はより信頼性高く求められていた[2][3]

”IOK”は、発見者の家、太田、柏川の頭文字を表す。

関連項目

  • Abell 2218
  • Abell 370
  • A1689-zD1
  • UDFy-38135539

出典

  1. ^ Hogan, Jenny (2006), “Journey to the birth of the Universe”, Nature 443 (7108): 128–129, Bibcode2006Natur.443..128H, doi:10.1038/443128a, PMID 16971914 
  2. ^ Iye, Masanori; Ota, Kazuaki; Kashikawa, Nobunari; Furusawa, Hisanori; Hashimoto, Tetsuya; Hattori, Takashi; Matsuda, Yuichi; Morokuma, Tomoki et al. (2006), “A galaxy at a redshift z = 6.96”, Nature 443 (7108): 186–188, arXiv:astro-ph/0609393v1, Bibcode2006Natur.443..186I, doi:10.1038/nature05104, PMID 16971942 
  3. ^ Press release, National Astronomical Observatory of Japan, (September 13, 2006), http://www.subarutelescope.org/Pressrelease/2006/09/13/index.html 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「IOK-1」の関連用語

IOK-1のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



IOK-1のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのIOK-1 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS