過塩素酸アンモニウムとは? わかりやすく解説

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かえんそさん‐アンモニウム〔クワエンソサン‐〕【過塩素酸アンモニウム】

読み方:かえんそさんあんもにうむ

過塩素酸アンモニウム塩無色結晶やエチルアルコール・アセトンに溶ける爆薬カーリット原料ロケット固体燃料とする。


過塩素酸アンモニウム

分子式ClH4NO4
その他の名称Ammonium perchlorate、Hyperchloric acid ammonium salt
体系名:過塩素酸アンモニウム


過塩素酸アンモニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/09 22:08 UTC 版)

過塩素酸アンモニウム
Ammonium perchlorate
Unit cell of the crystal structure
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.029.305
EC番号
  • 232-235-1
PubChem CID
RTECS number
  • SC7520000
UNII
国連/北米番号 1442
CompTox Dashboard (EPA)
性質
NH4ClO4
モル質量 117.49 g/mol
外観 白色の結晶[1]
密度 1.95 g/cm3
融点 融解前に200 °C以上で発熱分解[2]
11.56 g/100 mL (0 °C)
20.85 g/100 mL (20 °C)
57.01 g/100 mL (100 °C)
溶解度 メタノールに溶ける。アセトン、エタノールにわずかに溶ける。エーテルに溶けない。[3]
構造
斜方晶 (< 513 K)
立方晶 (> 513 K)
危険性
GHS表示:
Danger
H201, H271, H319, H373
P210, P220, P221, P230, P240, P250, P260, P264, P280, P283, P305+P351+P338, P306+P360, P314, P337+P313, P370+P378, P370+P380, P371+P380+P375, P372, P373, P401, P501
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
Health 1: Exposure would cause irritation but only minor residual injury. E.g. turpentineFlammability 0: Will not burn. E.g. waterInstability 2: Undergoes violent chemical change at elevated temperatures and pressures, reacts violently with water, or may form explosive mixtures with water. E.g. white phosphorusSpecial hazard OX: Oxidizer. E.g. potassium perchlorate
1
0
2
OX
安全データシート (SDS) External MSDS[4]
関連する物質
その他の
陰イオン
塩素酸アンモニウム
塩化アンモニウム
その他の
陽イオン
過塩素酸カリウム
過塩素酸ナトリウム
過塩素酸リチウム
関連物質 過塩素酸
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
 verify (what is  N ?)

過塩素酸アンモニウム(かえんそさんアンモニウム、ammonium perchlorate)は過塩素酸アンモニウム塩にあたる無機化合物

化学的性質

結晶は無色。多くのアンモニウム塩と同様に溶融する前に分解する。他の物質を強く酸化させる性質を持つ固体(酸化性固体)であり、可燃性物質と混合させて、衝撃摩擦により分解し、きわめて激しい燃焼を得る。

加熱すると約 150 ℃ で分解を始めて酸素を発生し、400 ℃ で発火する。分解時、多量のガスを発生するので危険である[5]

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