過剰摂取・薬害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 01:59 UTC 版)
詳細は「スモン」を参照 1899年にチバ社(現:ノバルティス社)が外用殺菌剤として開発:17したが、アメーバ赤痢の治療にも用いられた。 日本では1936年にいったん劇薬に指定されたものが、1939年に解除されると日本薬局方に収載され:17、整腸剤として広く使用(最大182品目)されるに至った。1955年頃からスモンが報告されるようになり、1969年には患者の年間発生数がピークとなった:18が、1970年9月に中央薬事審議会がキノホルムの販売中止・使用見合わせを答申し、翌日厚生省(当時)が製造販売および使用停止を決定すると患者数は激減した。総患者数は約1万1千人:19。製薬会社はスモンの急性腹部症状の治療にキノホルムを勧めたともいう。
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